第49回日本骨・関節感染症学会,日本骨・関節感染症学会

会長挨拶

Breakthrough & Co-Creation

会長 伊藤 浩 (旭川医科大学整形外科学講座 教授)

このたび、第49回日本骨関節感染症学会学術集会を2026年7月24日(木)・25日(金)の両日にわたり、北海道・旭川の地にて開催させていただく運びとなりました。皆様にとって有意義な学びと交流の場となるよう、鋭意準備を進めております。

本学術集会のテーマは「Breakthrough & Co-Creation」といたしました。

骨関節感染症の診療と研究は、依然として多くの課題を抱えています。しかしその一方で、診断技術の進歩や新たな治療法の開発が進み、近年はまさに「ブレイクスルー(革新)」とも呼べる成果が生まれつつあります。これらの進展の背景には、基礎研究者・臨床医・企業関係者がそれぞれの立場を超えて連携し、「共創(Co-Creation)」によって新しい価値を生み出すという姿勢があります。

個人あるいは一つの組織が単独で成果を上げる時代から、異なる専門性が交差し、協力し合うことで未来を切り拓く時代へと、世界的な潮流も変化しています。例えば抗菌薬局所持続灌流療法(continuous local antibiotics perfusion:CLAP)のように、現場での工夫が積み重ねられ、治療の可能性を広げつつある新たな試みにも注目が集まっています。今後は、異なる専門職の対話や連携を通じてエビデンスが構築され、さらに多くの医療者が関与しながら発展していくことが期待されます。

本学会の前身である日本骨・関節感染症研究会においては、旭川医科大学整形外科学講座の松野丈夫名誉教授が会長を務められ、骨関節感染症の診療と研究の発展に多大なご貢献をされました。私も松野名誉教授の功績に深く敬意を表するとともに、この分野の重要性と奥深さを学び、今日に至っております。今回、同じ旭川の地でこの学会をお引き受けするにあたり、その志を継承し、よりよい未来に向けた歩みを皆様と共に進めてまいりたいと考えております。

本学会では、基礎から臨床、さらには産学連携まで、多角的な視点から骨関節感染症に向き合い、次なる革新を生み出す「共創の場」として、活発な議論が交わされることを期待しております。

夏の旭川は、澄んだ空気と豊かな自然に恵まれた、最も美しい季節を迎えます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第49回日本骨関節感染症学会
会長 伊藤 浩
(旭川医科大学整形外科学講座 教授)

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